- むし歯の原因になる(炭水化物を原料にして酸を作る)細菌が多い
- 唾液の量が少ない、酸を中和する力が弱い
- 飲食の回数(炭水化物が口の中に入る回数)が多い
これらのどこに問題があるのかを調べるのが、むし歯のリスク検査(実費が2000円かかります)で、検査結果からわかった弱点を修正することで再石灰化の起こりやすい環境を作り上げることが可能になります。


むし歯と歯周病には、いくつかの共通点があります。まず第一に、細菌が原因であるということ。第二には、様々なリスク要因が関与して人それぞれ違った病態を呈するようになるということです。したがって、これらの病気に対する対処法としては、細菌に対する対策とリスク要因に対する対策が必要になります。定期的なメンテナンスで行う歯のクリーニングは、細菌に対する対策の一つと言うことになります。
右の画像をクリックすると細菌の動画が見れます。
動画を見るにはQuickTimeのインストールが必要です。
ダウンロードはこちらから。
むし歯という病気の本質は、歯にあいた穴ではありません。【穴ぼこ】はあくまでも症状の一つにすぎません。なぜ穴があいたかということに本質があります。現在の科学では、むし歯という病気は、【脱灰と再石灰化のバランスの乱れ】であると定義されています。穴にいたっていない初期のむし歯であれば、再石灰化が起こりやすい環境にお口の中を整えることによって削ってつめなくても治癒させることが可能です。これこそがむし歯の本当の治療であり、形を整える治療(修復治療)と両立させなければなりません。

これらのどこに問題があるのかを調べるのが、むし歯のリスク検査(実費が2000円かかります)で、検査結果からわかった弱点を修正することで再石灰化の起こりやすい環境を作り上げることが可能になります。

歯周病には、歯肉炎と歯周炎があります。歯肉炎は歯の周囲の組織は破壊されていませんが、歯周炎では破壊が起こっています。歯を支える組織の破壊は、病原菌の出す毒素などに対する身体の免疫応答の結果であることがわかっています。ですから、細菌を歯の表面から除去してやれば、進行が止まります。

また、歯周病は、他の全身疾患との関連性もわかってきています。全身の健康のためにも、歯ぐきの健康を維持することが重要です。
歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)の中にある歯石や歯垢を取り除くことが歯周病の治療の基本です。手探りで汚れを取りきれないような深いポケットの場合には、少し歯ぐきを切って直接目で見えるような状態にして根の表面をきれいにします(歯周外科処置)。
骨の破壊された部分(黄色い矢印で囲まれた黒っぽい部分)に骨が再生しています。(術後の写真では、術前に見られた黒っぽい部分が消えています)。
また最近は、破壊された組織を再生することもできるようになってきました(歯周組織再生療法;自費治療です)。
タバコを吸っておれれる方は、歯周炎が進行しやすくなります。
メンテナンスを受けている患者様で比較しても、
歯周炎の進行で歯を抜かなければならなくなる確率は非喫煙者の2倍
抜歯された本数は3倍になります。